当記事はプロモーションを含みます。
当記事はこのような人向けに書いています。
・これから建設業で働く新社会人
・建設業に興味がある就活生
・建設業へ転職を考えている社会人
・給料に不満がある現場監督
現場監督の給料って?
日本人の平均年収は国税庁の調べによると443万円 これに対し現場監督の平均年収は458万円と少し上回っている状況です。
それでも仕事量に対してわりに合わない。という方もいるかと思います。
それでは、現場監督が給料を上げるためにどのようなことができるでしょうか。
建設業で給料を上げることは可能?
可能です。
建設業という産業は他の産業に比べると生産技術があまり上がっていません。なぜかというと建設業は様々な敷地でその敷地とユーザーに合わせた様々な間取り、仕様で作っているからです。そのような臨機応変な対応が必要な建設業では現場監督という存在は必要不可欠なのです。しかし昨今では現場監督の労働イメージがあまりよくないため、若者離れ・高齢化の影響で人員不足が目立っています。ですので企業は仕事ができる人材は極力手放したくないですし、経験のある人材は積極的に確保したのです。ですので個人の働き次第で給料を上げることは可能です。
給料を上げるためにできること
私は大学新卒21歳で建設業へ入り初年度の年収は300万弱でした。正直仕事も忙しいしこの給料ってどうなのと後悔していた時期もありましたが、28歳の時には課長へ昇進し当時の年収は650万円を超えました。
そんな私が給料を上げるために私が行ってきたことをご紹介していきます。
昇格する
当たり前ですが昇格すれば役職の手当がつき給料が上がります。
役職手当の相場は…
主任「5千円」、係長「2万円」、課長「5万円」部長「9万円」
私は課長の際、役職手当が7万円ついていました。
では昇格するためにできることとは。。。
●まずは仕事を一人前にこなすこと
あたりまえですが、仕事がままならない人物が昇格できるでしょうか?そんなわけないですよね。
まずは自分が仕事をこなすこと。正直これだけで昇格できる企業もあります。
現場監督の業務とコツは別の記事でも紹介しておりますので、そちらをご参照ください。
●上司に気に入られること
「ゴマすり」なんて言い方をする方もいるかもしれません。でもゴマすり上等。それで給料が上がるのなら周りが何と言おうが気にすることではありません。なぜ気に入られると昇格できるのか、上司の気持ちになってみましょう。
会社とは組織です。部長の下に次長、課長、係長、主任、一般の社員がいます。基本的に組織の構造はトップダウンで上の人から仕事の指示や情報が順々に流れてきます。
では上の役職の人は、その下の役職の人へどのような人物像を求めているでしょうか。それは「信頼できる人物」です。
信頼できる人物とは?端的に言えば「こいつに仕事頼んどけ大丈夫だな」というやつです。上司だって可能なら楽をしたいのです。部下が問題を起こせば自分が尻ぬぐいをしなくてはならないし、部下の書類チェックだって問題が多ければ時間がとられるし、仕事の指示を出すときも察しが悪い部下には細かく説明が必要です。
「それって上司にも問題あるんじゃ?」って? そうですよ 上司が悪いこともあるでしょう。でもこの場合に考えるべきは上司の欲してる人物像。上司が「これやっといて」と書類を渡されて、上司の求めるクオリティで上司の手を煩わせずに仕事を収められる人物なのです。だって部下の評価を決めるのは上司なんですもの。
そんな上司に気に入られるためにできることとは
・上司が何を考えているのかを常に考えること。
・一度言われたことはしっかりメモをして一度で覚える。
・客観的にみられてポジティブでいること。
・上司と密にコミュニケーションをとること。
・愚痴ではなく改善提案をしていくこと。
※注意点として、その上司の立ち位置にも気を付けましょう。その上司自体が組織の中で煙たがられている存在だったらいくら媚を売っても意味がない可能性があります。それを踏まえて組織の中で誰が発言力を持っていて力を握っているのかをしっかり見極め、その人に気に入られることが重要です。
会社へ貢献すること
会社への貢献率が高ければ会社からの評価が上がります。現場監督で言う会社への貢献とは何のことでしょうか。
●利益を上げること:一番イメージしやすいのはやはりお金のこと。建物の原価管理をしっかり行い、利益を残すこと。
●事故を起こさせないこと:建築工事とは危険が多い仕事です。現場で起こることは全て現場監督の責任。その中で安全管理をしっかり行い、事故災害0とすること。
●ユーザーに満足してもらう:つまりお客様の満足度です。お客様が満足すればどうでしょうか。良くも悪くも噂や評判というのは世間に広まります。いい評判が広まれば新しい仕事が入ってきやすいものです。仕事が入ってこれば会社は忙しくなりますがその分会社は儲かります。
などあります。企業ごとに会社の社是、方針があると思います。それを理解し、会社の存在意義に貢献することが大切です。
では会社に貢献することで上がる給料とは何でしょうか。それは評価制度にあります。現場監督の評価制度は会社の方針によって決まりますが、主に作った建物の評価が直結することが多いです。「事故はおきなかったか」「品質は問題ないか」「建物の難易度」「利益が残っているか」「お客様の評価はどうだったか」など。これが昇給率やボーナスの査定に響くことが多いようです。会社によっては表彰制度などもあり、私の場合は決算賞与もらったり、優秀賞としてその年の月給に5万円ずつの手当がついたこともあります。企業としても社員が満足するような仕組みづくりを考えるものです。その仕組みを利用することも有効な手段の一つですね。
資格を取る
現場監督は資格がなくてもできる仕事ですが、会社としては有資格者を欲しています。それは社員が資格を持っていることで会社の数値となり仕事の幅が広がるからです。仕事を取ってくる際にお客様の信用にも積んがりますし、入札でとってくる場合に有資格者が多いと有利になります。又、管理技術者が増えた分だけ工事現場を同時に請け負うことができます。
そのため、建設の企業は有資格者を増やしたいという思いがあります。そのために様々な制度を設ける企業もあります。
「資格取得のための補助金」
「資格手当」
「資格取得の祝い金」など
その理由以外にも、社員の質が上がれば企業の質も上がるので、資格勉強をして知識をつけて社員が成長すれば企業への貢献にもつながります。
現場監督にお勧めの資格は
「建築施工管理技士」「建築士」が代表的ですね。そのほかにも「電気工事・管工事施工管理技士」「消防設備士」「造園施工管理技士」「宅地建物取引士」などもあります。
資格を取ることで企業からの印象が変わりますので転職などにもつながります。
転職する
企業によってはいくら頑張っても給料の査定が変わらないこともあります。そんなときは転職しましょう。現場監督の経験者を欲している企業はいくらでもありますし、その中には好待遇な企業も数多く存在しています。一気にキャリアアップを目指すのであればこれが一番手っ取り早いのかもしれません。
ただ転職するのであればいくつか考えることがあります。
「どの企業に転職するのか」
「正社員としてなのか」
「派遣社員としてなのか」
「はたまた独立するのか」
現場監督・施工管理と一言でいっても転職先に数多くの選択肢があり、選択次第でその後の暮らしが大きく変わってきます。
転職するうえで検討すべきことはまた別の記事を書かせていただきます。
まとめ
私の実体験をもとに書かせていただきましたが、いかがでしょうか。
初めの方に書きましたが現場監督は人員不足が激しく、どの企業も常に求人を募集しています。その中には待遇が魅力的なものも数多く存在します。もし会社にとって必要不可欠な存在が別の会社に取られたら非常に困りますよね。企業はそのような人財を辞めさせないために対策を取りますし、そのような人財を取得したいと考えています。
ですので現場監督の給料は自分の行動に大きく左右されます。
この記事が皆様の現場監督ライフのヒントになればと心から思います。