ごし
などなど、住宅に住んでいればこんな悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか?
では、一体何が原因でその様な現象が起きるのでしょうか?
ごし
全て間違いではありません。理由は様々あるでしょう。
では、その様な状態になった時どうしたらいいでしょう?
とりあえずよく分からないし、ハウスメーカーの人に連絡を、、、
ただ、連絡するにも悩みがあるのではないでしょうか?
- 連絡や、やりとりするのが面倒、、
- 施工管理の人が怖い、、、
- 時間を合わせなきゃいけないから、、
- 保証期間が切れてるから、有償になるのでは?
- ご時世的に知らない人を家に入れるのはちょっと、、
最終手段としては、業者を呼ぶ必要があるかもしれませんが、その悩み
ドライバー1つで解決できるかもしれませんよ!
今回は以下の内容にフォーカスして、調整方法のご紹介ができればと思います。
- 扉の吊り元から異音がする
- 引き戸の動きが悪い
- 閉じた時に隙間ができる
- 鍵が掛かりにくい
- 扉が勝手に開く
- 開き戸のドアノブが取れた、緩い
1.扉の吊元から異音がする
扉の吊元から「キーキー」「ギーギー」というような異音がする場合、
原因は吊元の丁番にたまった埃の可能性が多いです。
扉は基本的に扉枠に固定した丁番の上から、
扉についた丁番をかぶせるような形で取り付いています。
扉を何度も開け閉めしているうちに、その中に埃が侵入していき、
そこがこすれて異音がしています。
<直し方>
1.丁番にカバーがついていれば取り外す。
2.扉を持ち上げて取り外す。
3.布などを使い、扉枠側の丁番部分の掃除をする。
4.割りばしなど、細い棒に布を巻き付けで、扉側の丁番を掃除する。
5.扉を取り付ける。丁番にカバーがあれば取り付ける。
もしあれば、5.の扉取り付け前にシリコンスプレーを丁番に塗布すると、
滑りがよくなり、より異音がしにくくなります。
上記の作業で治らない場合、扉の枠や丁番の固定に故障があるかもしれません。
2.引き戸の動きが悪い
引き戸の動きが悪い場合、考えられる原因は、下記のものが考えられます。
・レールにゴミがたまっている。又、戸車に髪の毛などが絡まり、戸車が動いていない。
・扉が傾いている。戸車の高さが合っていない。
⇒こちらの場合は、「3.閉じたときに隙間ができる」にて解説する内容で改善できます。
<直し方>
1.扉を外す。(持ち上げればはずれます。)
2.レールの上を掃除する。
3.扉を横向きにし、戸車を掃除する。(絡みついている髪の毛や埃)
4.もしあればシリコンスプレーをレールに塗布する。
5.扉をつりなおす。
※上吊りタイプの建具の場合は、上側のレールにシリコンスプレーを塗布することで改善される場合があります。
3.閉じたときに隙間ができる。
隙間ができる場合、扉が傾いている可能性があります。
・開き戸の場合は丁番部分の調整
・引き戸の場合は戸車の高さ調整
で改善できることが多いです。
<直し方(開き戸の場合)>
1.丁番に「調整ねじ」と「固定ねじ」の二種類のねじがありますので、
調整ねじを使用し調整していきます。
調整ねじは回すことで丁番が前後左右の出を調整できます。
固定ねじは調整ねじが動かないように固定するためのねじになります。
2.扉を閉じたときの隙間が上下どちらにできるのか確認をします。
3.まず、上下の丁番についている固定ねじを緩めます。
戸先の上に隙間ができる場合、丁番側は上の丁番が引っ込んでいて、下の丁番が出ている状態です。
調整ねじを回し、上の丁番側は前に出し、下の丁番は引っ込むように微調整します。
戸先の下に隙間ができる場合は逆に、丁番側では上の丁番が出ており、下の丁番が引っ込んでいる状況です。
調整ねじを回し、上の丁番は引っ込むように、下の丁番は前に出るように調整します。
※上吊りの場合、扉下に調整ねじはなく、上だけで調整することができます。
※この際、調整ねじは少しずつ回しましょう。少し回しただけで、目で見えている以上に大きく動きます。
4.固定ねじを締め、傾きを確認します。
5.2~4を繰り返し、調整をしていきます。
<直し方(引き戸の場合)>
1.引き戸の木口下側には戸車が調整できる調整ねじがあります。
カバーがついており、ねじが見えていない場合もありますので、まずカバーを外します。
カバーはマイナスドライバーなどでひっかけて外せるタイプが多いです。
2.開き戸と同様に、扉を閉じた際、上下のどちら側に隙間ができているのか確認します。
3.固定ねじを緩めます。
4.上側に隙間ができる場合は、戸先側の戸車が上がっているか、反対側の戸車が下がっています。
調整ねじを少しずつ回し調整しましょう。
5.固定ねじを締めます。
6.扉を閉じてみて隙間を確認します。
7.3~6を繰り返し、微調整していきます。
8.完了したらカバーを取り付けます。
※前後の戸車は両方を少しずつ調整しましょう。どちらかだけを回しつ続けると、上がりすぎたり下がりすぎるため、扉が開けずらくなったり、レールから外れる可能性があります。
4.鍵がかかりにくい
鍵がかかりにくい場合考えられる原因は、
・扉が傾いており、扉と枠に距離があるため、引っ掛かりにくい
⇒この場合は「3.閉じたときに隙間ができる」で解説している方法で改善できます。
・枠についている鍵受け部分が扉側の鍵部分と位置が合っていない。
ということが考えられます。
建具の種類によりますが、今回紹介する方法は写真のような鍵の金物とドアノブの金物が別になっているものの調整になります。
<直し方(開き戸の場合)>
1.枠についている金物にねじがついていることを確認します。こちらが「調整ねじ」になります。
2.この調整ねじを回すことで引っ掛かる部分が前後しますので動かします。
3.扉を閉じ、鍵のかかりを確認します。
4.調子が悪ければ、2~3を繰り返し調整します。
<直し方(引き戸の場合)>
1.枠についている金物を確認します。この金物の上下が合っていない場合が多いため、こちらの高さを調整していきます。
2.金物についているねじを緩めます。
3.金物が動くようになりますので、扉の鍵引っ掛かり部分の高さを確認して高さを合わせます。
4.高さが決まったらねじを締めます。
5.鍵のかかりを確認し、2~4を繰り返します。
5.扉が勝手に開く
こちらで考えられる原因は
・枠と扉についている金物のかかりが浅い
ことが考えられます。
<直し方>
1.枠についている受け金物の上下のねじを緩めます
2.真ん中のパーツが動くようになるので、少し手前側へ寄せます
3.ねじを締めます
4.扉を開け閉めし、確認します
5.調子が悪ければ、1~4を繰り返します
こちらで治らない場合は、逆向きについているなどの原因が考えられます
6.開き戸のドアノブが取れた、緩い
ドアノブが外れる、もしくは緩い場合は、
・ドアノブを固定しているねじが緩んでいる
ことが考えられます。
<直し方>
1.ドアノブの側面を確認し、ねじがあることを確認します。
2.ねじの形状に合わせて「プラスドライバー」もしくは「六角」を用意します。
3.ねじを少し緩め、ドアノブを両側から抑え込みます。(お世話る際は、「片側を手」「もう片側を腰」で抑えるとやりやすいです)
4.抑えたまま、ねじを締めます。
5.ドアノブの動きを確認します。固く、動きにくくなった場合は抑え込む力が強すぎるので、抑える力を少し弱めてねじを締めましょう
いかがでしょうか?
扉は建物の中でも動きが多い場所です。それを固定しているのは数カ所のネジですので、そこに負荷がかかります。定期的に調整して上げることで、寿命延命にもつながります。
今回ご紹介した方法で直らないものもあるかと思います。(そもそも調整ねじのない古いタイプもあります・・・)そうなりましたら、お手数ですが施工されたハウスメーカーなどにご連絡を入れて見てもらいましょう。放置しておくと更なる不具合につながる可能性もありますので、早急な対応をお勧めいたします!
以上。ごしでした!